【Apple】【iOS8】下位互換なんか切り捨てろ!今すぐiOS8アプリを開発することをお勧めするたったひとつのデータ
アプリエンジニアの皆さん、iOS8ドキュメント読んで開発進めてますか?
もうそろそろSwiftにも慣れてきた頃でしょうか?
たとえどんなにSwiftが素晴らしく親しみやすい言語でも、iOS8が色々な壁を取っ払ってくれたOSであっても、既存のアプリをリリースしている身としては当然気になる事があります。
「いやーそう言っても、iOS7はまだしも、iOS6とかサポートしないとさー」
というのは開発現場でよく聞かれる話です。一年たってティム・クックはWWDC2014の基調講演で「89%のユーザーは最新のiOS7を使っている」と発表しました。
では実際のところ、どのくらいのスピードで移行しているのか?一年なんて待ってられない。というのが本音のところでしょう。
という事で実際の数値を見てみる事にします。対象は私の管轄しているとあるアプリです。デイリーのセッション数は一年前が6万、現在10万ほどなので、わりと信用できる数値になると思います。
発売一ヶ月後の週末 2013年10月13日 2ヶ月後の 11月10日 3ヶ月後の12月15日のそれぞれのiOS7以降のOSの前セッション数に占める割合がこちらです。
10月13日 63.4%
11月10日 76.2%
12月15日 80.1%
たった3ヶ月で「8割のユーザー」に新しいOSが使ってもらえている事が分かります。ちなみに9月末には50%を超えています。現在のアプリにおけるiOS7の割合は96%あります。
サービスを設計する時は良く「8割の人に満足してもらえる物を作れ」と言われます。下位互換を棄てた方が、より多くの人に満足を届けられるという事です。
さあ!今すぐiOS8の新機能を盛り込んで、新しいアプリを作りましょう!!
※)というかこのデータが取れる時点で、うちのアプリは下位互換性を維持している事がバレてますね。そうiOS5から対応しています。泣く泣く。今度こそやるぞ!!
※)ちなみにAndroidはOSが悪いわけじゃなく、分散化しているメーカーに問題があるのです。Nexus 7のOSバージョンアップ率はほぼiOSと同じです。