TechNote

IT/スマホ関連の雑書き

厨房がUX高めようと騒いでも無駄

一昨年くらいは私自身もユーザーだなんだと騒いでましたが、最近はUXとか開発現場に持って行かないようにしました。UXそのものを否定するわけじゃないのですが、盛り上がる場所に問題があると思うのです。


インターフェイスとインタラクションをよくすることで、楽しく気持ち良くスムーズにわかりやすく使ってもらう事は重要です。がそこまでです。


アプリやサイトなどのサービスの一部が作れるのはユーザーの経験のほんの一部で撮るに足らない内容です。お皿の盛り付けとフォークの位置くらいのもの。


重要なのはその前後と中身。


接客が雑で掃除も行き届いていない店には二度と行きたくないし、盛り付けが綺麗でもどんなに調味料で誤魔化しても食材が痛んでいたら食べられません。逆に子供にはちゃんと子供目線で話してくれたり、お年寄りにお箸を出してくれたり、帰り際にありがとうございましたと店先まで見送ってもらったりすると気持ちがいいものです。


一人一人に合わせた接客、おもてなし、店づくり、スタッフの教育、メニューのラインナップ、安くて美味しい食材を安定して揃えること、そういう部分こそが「このお店いいね」というユーザーエクスペリエンスになり「また行きたいな」「あのお店よかったよ」というバズを産むのです。


それを作れるのは厨房ではなく、仕組みを作るのは経営層だったり事業部であり、意識して実行するのは営業やサポートの現場のチームであったりする。僕らは美味しい綺麗な楽しいお皿を用意してそれを壊さないようにするだけです。







以外ブラック



だからWEB屋さんやアプリ開発の会社さんがUXUXと騒いでても違和感があるんだよなあ、、、経営や商品戦略にまで口挟めるならいいけど、なかなかそこまで出来ないっしよ。




まあ、アプリや特にゲームはコンビニのカップ麺だと思えば接客はコンビニに任せて売り場の中で目立って味を他と変えて勝負するだけでもいいけどね。